ロシアの北方 4島の実効支配策は、次々と繰り出され実行されようとしています。
産経では、大小の事象を1月末に頻繁に報道されていました。そのなかでふたつ、今後の経過も含めて注目すべきものがありましたので、備忘禄として挙げておきます。
先ず一つ目は、北方領土の第三国との共同開発構想です。
メドベージェフ大統領が日本の北方領土に創設することを提唱した「統一経済圏」や「自由貿易圏」の構想について、外国企業を巻き込み、実効支配の既成事実化を推し進めるというものです。
「統一経済圏」「自由貿易圏」の構想については昨年末、大統領が政府系テレビのインタビューで「菅直人首相にも伝えた」と発言して浮上。日本外交筋は「具体的な提案は受けていない」と否定しているのだそうですが、大統領の 4島訪問実施の情勢分析誤りに続き、日露の外交ルートのパイプが作用せずつまってことを感じさせられます。
# 聞いてないと放置するのではなく、放送内容の真偽を確認するのが大使館の役目でしょうに!
中国や韓国などの第三国と、露との共同開発が実施されれば、実効支配がグローバルに認知されることにつながります。
2つ目は、露の高官による北方 4島訪問が継続されていることです。
政府が「遺憾の意表明」の小さな記事を稀に見かけますが、連続実施されるなかで、政府のコメントを見かけなくなりました。コメントを発していないのか、発しても報道されていないのか?
中国や韓国が行うように、世界に向けて声高に強く発信しなければ、日本は実効支配を容認しているとみられてしまいます。
# ここは根競べでもあります。
さらに、単に決まり文句の「遺憾の意表明」だけではなく、対抗手段も検討してその用意があることを発信すべきです。他国の勃興・進出により日本の経済援助のカードが薄まったとはいえ、日本の技術力や、極東で算出される資源の販売先として軽んじられるものではありません。枯渇する資源を新規開発して売るのがロシアの成長を支える道なのですから...。
繰り返しますが、一つ目も2つ目も、日本の主権侵害を、世界にアピールし、世論を味方にしなくてはなりません。しかしながら、政府がなにか言ったり行動したという話は、決まり文句の小声でほとんど聞こえないコメントだけです。
余談ですが、昨年暮れに更迭を決めた河野大使は、未だ在任している様ですね。
高官北方領土訪問「露側のいらだち」 (2/3 産経)
河野雅治駐ロシア大使は2日の自民党外交部会で、ロシア政府高官の北方領土訪問が相次ぐ背景について「互いの感情を刺激する発言が双方からあり、高いレベルの政治対話が継続的に行われず、ロシアがいらいらしている」と説明した。
前原誠司外相が北方対策相だった平成21年10月に「ロシアの不法占拠」と非難したことへの反発や、頻繁な首相交代を指したようだ。河野氏は昨年9月に訪露した衆院外務委員会委員にも「ロシアのいらだち」を伝えていた。政府が更迭の方針を固めている河野氏は、外務省の欧州大使会議参加のため一時帰国した。
自民党の外交部会で、ロシア政府高官の相次ぐ北方領土訪問の背景を説明したとのことですが、大使会議とは別に個別重要案件として、当然、政府でも説明しているのでしょうね。それとも、状況誤認で更迭を決めた大使の説明は、政府は聞かなかったのでしょうか?はたまた、政府には危機意識がないのでしょうか?
更迭を決めて 1カ月以上が経過しても交代が出来ていないとは、のんびり振りというか、危機意識の薄弱さというか、あきれてしまいます。
その間に、ロシアは着々と実効支配強化策を進めています。前原氏が、2月10日に訪露する様ですが、さて。
2月7日は「北方領土の日」 一日も早い返還実現に向けて:政府広報オンライン

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by 遊爺
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